最近まで、子供に空手は必要ない、と思っていました。

基本的に空手は強くなりたい人がやるもので、子供が強くなる必要なんてないんじゃないかと。

そもそも子供のレベルで強くなりたいなら、柔道をやった方がいい。

そもそも空手は難しいし、稽古は面白くありません。

柔道の方が、技を覚えれば投げることができるし、楽しいです。

 

しかし、空手という武道精神や空手の練習を通じて覚える体の使い方などは小さい頃からやるべきものと思うようになってきました。

空手の稽古というのは関節や靭帯への負担が少ないんですよね。スピードやリズム感も養われます。

要は『やり方次第』なんじゃないかと思うようになりました。

このまちなか空手教室では約1時間の練習ですが、動きづくりに半分、空手の動作に半分くらいの割合で行います。

空手が強くなるためのクラスでなくて、身体作りの基礎のために空手教室です。

 

そして、この教室に”厳しさ”は求めて欲しくはありません。

ちやほや甘やかすことはありませんが、「子供のしつけは各々家庭で」が基本です。

礼儀”だけ”を求めて空手を”やらせる”のは親として賢い選択ではありません。

小さな子どもは枠に入れられるのを嫌います。

子供にとっては礼儀は意味が分からない枠です。

大人だって、意味の分からない動作を”させられる”のは嫌ですよね。

子供には無理やり型どおりの礼儀にはめるのでなく、普通に挨拶ができるようにする。それで十分です。

 

子供に空手をやらせる時は、一体何をそこに求めているのか、その道場で満たすことができるのかよく考えることが大切です。

この教室では、挨拶や身体動作について学ぶことができますが、空手自体が強くなることや、10分正座できるよになる、ということは求めていません。

子供に空手をやらせるのであれば、(なかなか難しいとは思いますが)道場を選ぶのは親の責任ですよ!

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