空手をやらせる保護者の目的で多いのが、
礼儀を身につけるため
というもの。
さて、
空手で礼儀が身につくのか?
んー。。。微妙です・・・
礼儀という面では、空手じゃなくてもいいのでは?
空手とか競技の問題でなく、結局は指導者なんですよね。
指導者がしっかりしていれば、野球でもサッカーでも、礼儀は身につきます。
むしろ空手の場合は、形の礼なので、形だけできてればいい、みたいなことになりかねません。
例えば、ちゃんと形通りの礼はする。でも友達を殴る、むやみに威張る、なんてのはダメですよね。
それより、団体スポーツして協調性やチーム意識を学ぶ方がいいと思います。
まちなか教室でも礼は求めます。しかしそこには形へのこだわりはありません。
空手の礼というのは突き詰めれば ”相手を思いやる心” ということです。
礼のない空手は単なる暴力に過ぎないし、暴力には暴力が返ってくるということ。
自分の強さの一面を礼で抑え込むということ。
これを繰り返し繰り返し、ことあるごとに言葉で教えていきます。
相手がいるから、稽古が出来る。
自分だけでは強くなれない、上手くなれない。
そこに気づくことができるかどうか。
空手の礼は結構、奥深いところにあります。
子どもにはちょっと難しいですよね。
大人になって強さを求めるようになると、このことがすごく分かります。
ビジネスマンこそ空手をやるべきなんです!
相手がいるから、自分もいる、ということを実感として分かるサラリーマンは強いと思いますよ!