12月から3月にかけて保育園や幼稚園の行事が色々とあると思います。

運動会や、クリスマス発表会、卒園発表会などの年中行事は子どもの成長を知る良い機会になります。

一学年下のクラスの子を見て「昨年はこのレベルだったのか・・・」と懐かしく思い、一つ上の学年の発表をみて「来年はこんなこともできるようになるんだ!」と期待します。

そして、自分の子どもの発表を見て「こんなにできるようになったんだすごい!」と単純に喜びます。

でも待ってください!

子供に「すごい!」を連発するのはあまり良くないのかもしれません。

褒めること自体は良いことです。

子供にとって大きな励みになりますが、その言い方によってはマイナスな影響を与えるかもしれない、と言われています。

 

子供を褒める方法は大きく分けて3つあります。

例えば挨拶や劇で長いセリフを覚えていると、

「こんなことも言えるようになってるんだ!」と、親として結構驚くことがありますよね。

こんな場合に

・「あれだけ長いのに、よく頑張って覚えたね」と子供の努力を褒める

・「あれだけ長いのに、○○ちゃんは覚えがいいんだね。」と子供の才能を褒める

・「すごい!」と驚き褒める

という感じに分けられます。

結論を先に言います。

結果でなく、努力を褒める

結果よりプロセスを褒めるということです。

また褒める時には具体的に褒めることも大切です。

「よく頑張って走ったね」(結果は褒めない)

「この絵のこの部分がすごく綺麗に描けてるね」(下手でも探す!)

「頑張ったね」(何にでも使える万能表現)

など結果や才能、人格を褒めず、頑張ったこと自体、努力や良かった点を褒めるのです。

こういう褒め方をすると子供は難しいことに積極的にチャレンジするようになる、と言われています。

「才能」は褒めない

できるだけ避けて欲しいのが才能を褒めること。

「○○の才能があるね」「足が速いんだね」「いい子だね」

などの言葉です。

これらの言葉をかけ続けられると常に「いい子でなければならない」「いい成績でなければならない」という考えになります。

その結果、難しいことには挑戦しない、失敗を恐れるようになる、と言われています。

 

実際、一番多いのが最後の「すごいね!」です。

運動会で一番になった「すごいね!」

ひらがなが読めるなった、書けるようになった。「へぇー!ひらがな書けるようになったんだ、すごいね!!」

あなたも覚えあると思います。

この言葉自体には何の意味もない、つまり、連発すると子供は何とも思わなくなる、と言われています。

「なんか勝手に『すごい!すごい!』とか言ってるけど、パパやママがそう思っているだけで、大してすごくないし・・・」

ってことです。

子どもが本当にすごいことをやった時に「また『すごい!』って言ってるよ。いつもと一緒だな・・・」

となるわけです。

保護者としては「子どもはすごいな!」と思うことが多いのですが、そこはグッとこらえて本当にすごいとき以外は「すごい!」と言うのは控えめにしておきましょう!

 

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