私の知り合いの話です。

彼が小学生低学年の頃、友達と遊んでいてライター(マッチだったかな?)を発見したそうです。

で、何をしたか?

なんと、その辺にあるものを燃やし始めたのです!

ま、子供の好奇心は止められませんから・・・

で、結果は・・・

火が大きくなって、ちょっとしたぼや騒ぎになったらしいのです。

すぐ警察や消防が来て、当然のように「参考人」として話を聞かれたそうですが、決して自分たちがやったとは言わず、あくまでも発見者として振る舞ったそうです。

そうなんです。

子供は嘘をつきます。

「子供は正直だからねー」なんてのは親の希望的な妄想かも知れません。

TEDという番組があります。

各界を代表する人たちが、色々な話題をプレゼンテーションをする番組で、YOUTUBEでも見ることができます。

このTED、興味深い話が多く、面白く、ためになります。

先日はこの「子供の嘘」についてのTED Talkがありました。

すごく簡単に要約すれば、

我々大人は勝手に「子供の嘘なんて簡単に見抜くことができる」と思っていますが、実は子供の嘘は見分けることができないんだよ、というテーマでした。

こちらをご覧ください。(英語ですが日本語字幕付きなので大丈夫!)

私の知人の例を出すまでもなく、あなたもなんとなく感じているように、子供は「それ、どう考えても嘘でしょ!?」ということを平気(を装って)で言います。

しかし、それ以上に大人が分からない方法でも巧妙に嘘をついているのです。
しかし、それが私たちには全く分からないだけなのです。

というのが要旨。

で、ここからは私見ですが、
子供が嘘をつくのは仕方ないとして、

子供の嘘にどう対応すれば良いのだろうか?

というのが親の腕の見せ所だと思います。
「それは嘘だろ!」と問答言わさず責めるのか、それとも嘘とわかっても知らないふりをするのか?

「なんで嘘つくの!!」って怒るのは意味ないし、知らないふりすると「大人は騙せる」と虚言癖がつくというし。

現時点では、それとなく、なんとなく、悟らすのがいいのかな、と思っています。

子供も嘘をついたことについては何かしらの気持ちを持っているはずです。

嘘をついた罪悪感や後味の悪さかも知れないし、大人がどういう反応するのかドキドキしながら観察しているかも知れません。

それとなく、嘘をついても良いことないんだよ、ということを分からせるのが良いのではないでしょうか?

知人の彼も色々聞かれた時、すごくドキドキして未だに罪悪感を感じているそうです。

結論:ついてしまった嘘は仕方ありません。そこを責めると子供は自分から逃げるため、なんらかの良くない行動を起こす可能性があります。

子供は嘘をつく、という前提で大人の対応をしましょう!